中田クルミが告白した卵巣嚢腫や子宮内膜症は治る?原因や対策は?

中田クルミ

モデルの中田クルミさん(24)が5月26日、自身のLINE公式ブログにて「卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)」という病気になってしまったことを告白し、「子宮内膜症」も併発してしまっていることを明かしました。「女の子はみんな読んでね。お願いです」というタイトルで綴られていましたが、この「卵巣嚢腫」や「子宮内膜症」はどういった病気なのでしょうか?また、治る可能性はあるのか・原因や対策方法はあるのかなど、詳しく調べてまとめました。女性の方はぜひご覧下さい。

 

中田クルミが告白した「卵巣嚢腫」とはどんな病気?

 

中田クルミ

出典:中田クルミ公式LINEブログ

 

5月26日付のLINE公式ブログにて、中田クルミさんが「卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)」という病気にかかり、手術のために入院することを告白しました。

卵巣嚢腫とは、卵巣に液体が溜まって膨れあがって腫瘍ができてしまう病気です。

「腫瘍」というと、やはり「がん」を思い浮かべてしまう方が多いかもしれません。しかし腫瘍にも良性と悪性があり、卵巣の場合は、悪性腫瘍にあたるものは「卵巣がん」のことを指すようです。しかし、実際には卵巣にできる腫瘍の9割以上が良性腫瘍です。そして、良性腫瘍の中で一番多いのが卵巣嚢腫なのだそうです。

 

中田クルミ2

出典:中田クルミ公式LINEブログ

 

中田クルミさんはご自身のお腹の写真も撮って公開していましたが、正常な卵巣の大きさは約2cmほどの大きさなのに対し、中田クルミさんのものはなんと13cmにもなってしまっていたのだとか…。

卵巣嚢腫 (良性卵巣腫瘍)は、細かく分けると「漿液性嚢胞腺腫(しょうえきせいのうほうせんしゅ)」「境界悪性卵巣腫瘍(きょうかいあくせいらんそうしゅよう)」「悪性卵巣腫瘍(あくせいらんそうしゅよう)」の3種類に分かれるようなのですが、そのどれにかかっているかを正確に見極めるためには、手術で摘出して病理検査 (顕微鏡で腫瘍を構成する細胞の顔つきから良性か悪性かを判断する検査)をしてみないと、絶対に良性であるとは断言できないようです。

 

ただ、中田クルミさんの場合は卵巣に液体が溜まっているということが検査でわかっているようなので、「漿液性嚢胞腺腫(しょうえきせいのうほうせんしゅ)」にあたるものだと思います。しかし、いくら良性だからといっても、破れることで腹膜炎を起こし、最悪死亡してしまうことも少なくないようなので決して油断はできません。

 

 

「卵巣嚢腫」になる原因や症状は?子宮内膜症との関係は?

 

腹部

 

卵巣腫瘍の主な症状は、腹部の膨満感(ぼうまんかん)、下腹部痛、性器出血、便秘、頻尿など人によって様々な症状があるようです。一般的に最も多く現れる初発症状としては、下腹部のどちらか片側の腹痛で、さらに腫瘍が増大した場合はウエストのサイズが大きくなり、スカートやジーンズがきつくなったなどの症状が出ることがよくあります。中田クルミさんもたしかに下腹部が膨れあがっていましたよね。

ただ卵巣腫瘍のこわいところは、その腫瘍のサイズがかなり大きくなってからでないと腹部の膨満感などの症状が出てきにくい病気でなので、発見が遅れがちになるところです。中田クルミさんもブログ記事内で、「最初はデブか内臓下垂かと思っていた」と勘違いしてしまっていたので、やはりサイズが小さいうちはお腹にもほとんど変化が出ないため気付きにくいようです。

こうした卵巣嚢腫が起こってしまう原因ははっきりとはわかっていないようなのですが、原因として主に考えられるのはストレスや交感神経の緊張、女性ホルモンの乱れなどのようです。中田クルミさんの場合は、今年の初頭くらいから円形脱毛症に悩んでいたということで、おそらく女性ホルモンの乱れが主な原因だったようです。

また、中田クルミさんは腫瘍のサイズが大きくなってしまったことで子宮内膜症も併発してしまっていましたが、この子宮内膜症とは、本来、子宮内腔にしか存在しないはずの子宮内膜や子宮内膜様の組織が子宮以外の場所(卵巣・ダクラス窩・S状結腸・直腸・仙骨子宮靱帯・腟・外陰部・膀胱・腹壁・へそなど)にできる病気です。

中田クルミさんが子宮内膜症を併発してしまったのは、卵巣腫瘍とはわからず発見が遅れてしまったことが原因ですね。

卵巣腫瘍のように、サイズが大きくなって症状が出てからでないとわからない病気ほどこわいものはないですよね…。

 

 

「卵巣嚢腫」の治療法や、「卵巣嚢腫」にならないための対策方法は?

 

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卵巣嚢腫担ってしまった場合は、腫瘍のサイズが直径10cm以内であれば、腹腔鏡下(ふくくうきょうか)腫瘍摘出術という、お腹の中の様子をテレビモニターで見ながら細長い鉗子という器具を使って行う手術で治療を行うようです。ただし、中田クルミさんのようにサイズがそれ以上に大きいものや画像診断で悪性が疑われる場合には、開腹による腫瘍切除が必要になるようです。

ですが、これは摘出手術を行えば腫瘍は取れるので治ります

ただ卵巣腫瘍がほかの婦人科腫瘍と異なるところは、前述したように特徴的な初発症状が出にくいということですね…。早期発見が完全な治療を受けるためには必要なのですが、なかなか症状が出にくいので、大量の液体がたまってしまった後で慌てて婦人科を受診するというケースも少なくないようです。
なので主な対策方法があるとしたら、何らかの下腹部痛、不正出血、おりものの増加、腹部膨満感など、普段とは異なる症状を感じた場合には、この卵巣腫瘍を常に念頭に入れておいて早期に婦人科を受診して適切な検査を受けることが重要です。特に下腹部に膨満感があったり、ウエストのサイズがなぜか大きくなったなと感じた場合は、ただ太っただけなどと済まさずに必ず婦人科を受診されることをおすすめします。

早期発見が難しい病気なだけに「こわい」「不安」だと感じる方もいると思いますが、腫瘍が大きくなる前に少なからず初期症状は出てくるということなので、妙な腹痛を感じたら「すぐに治るでしょ」と決めつけずに婦人科で調べてもらってください。油断して発見が遅れると症状も重くなり、大がかりな手術も必要になってしまったりします。

中田クルミさんをはじめ、女性の方はいつ起こるかわからない病気ですので、腹部の痛みを感じた時には今後ぜひ気をつけてみてください。

 

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