【真相】ソフトバンクのニケシュ・アローラ副社長が退任した理由…次期副社長は誰?

ニケシュアローラ2

6月21日、ソフトバンクグループ代表取締役副社長のニケシュ・アローラ氏 (Nikesh Arora) が代表取締役と取締役を任期満了に伴い退任することが発表されました。元Googleの最高幹部で、「ニケシュが事故にでもあわない限りは、将来彼がもっとも重要な後継者候補だ」とまで言われていた人物なのに、なぜ退任が決まったのでしょうか?その禅譲撤回の理由の真相を解明するべく、ニケシュ・アローラ氏のこれまでの経歴なども含めてまとめると共に、次期副社長としては誰が就任するのか、詳しく調べてまとめました。

 

元Google最高幹部「ニケシュ・アローラ」の経歴は?

 

ニケシュアローラ2

 

2014年7月18日、ソフトバンク孫正義社長の後継者バイスチェアマンとして迎えることを発表され、10月からSoftBank Internet and MediaのCEOに就任したニケシュ・アローラ氏。「将来のことは今コメントすべきではないが、ニケシュが事故にでもあわない限り、将来彼は私の最重要な後継者候補であることは間違いない」とまで言わしめたまでの実力者だったのですが、そんなニケシュ・アローラ氏はどんな経歴を持っている方だったのでしょうか?

 

ニケシュ・アローラ氏は1968年2月9日にインドで生まれた実業家です。

インドのワーラーナシーにあるバナーラス・ヒンドゥー大学 (BHU)で電気工学々士を取得してからすぐに渡米し、ボストンカレッジで理学修士号、さらにノースイースタン大学でMBAを取得するとともにCFAも取得しました。

卒業後はフィデリティ・インベストメンツとパトナム・インベストメンツで通信アナリストとして活躍し、1999年にはドイツテレコムに入社。2000年にはT-Mobile Internationalの関連会社T-Motion PLCを設立し、T-Mobile欧州事業の最高営業責任者 (CMO) や取締役をつとめました。

そして2004年にGoogleへ入社し、欧州・中東・アフリカ市場の事業開発責任者となり、2009年からはシニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ビジネス・オフィサー (CBO)(=副社長)として営業・マーケティング・提携戦略の最高責任者をつとめていました。

そしてさらにその後2014年、ソフトバンク孫正義社長の後継者バイスチェアマンとして迎えることを発表され、SoftBank Internet and MediaのCEOに就任することとなったのです。

Googleに在籍していた頃のアローラ氏の年収は4670万ドル(約48億)でした。孫正義社長がアローラ氏を迎い入れる際にはそれ以上の報酬を渡して引き抜いたとのことでしたが、相当な金額でアローラ氏を引き抜いていたんですね…。すごすぎてどんな額が想像できませんよね。

ですがそれだけの報酬を渡してまでも、自分の将来的な後継者として迎い入れたのでニケシュ・アローラ氏はかなり将来有望とされていたのです。

 

 

【禅譲撤回の真相】ニケシュ・アローラがソフトバンクグループ代表取締役・取締役退任をする理由は?

 

ニケシュアローラ

 

テクノロジーとビジネスの両方のバックグラウンドを持つユーティリティプレイヤーとして将来有望だったソフトバンクグループ代表取締役副社長のニケシュ・アローラ氏が、なんと2016年7月1日をもって代表取締役と取締役を任期満了に伴い退任し、顧問に就任すると発表されました。

顧問としてソフトバンクグループにはとどまるものの、株主総会の前日に役員選任の議案変更を表明するのは極めて異例のことでした。

ニケシュ・アローラ氏が代表取締役・取締役を退任するに至った理由ですが、ソフトバンクによると、「アローラ氏は数年以内にソフトバンクのトップとして指揮を執る考えだったが、孫社長が当面は続投する意向のため、副社長からの退任が決まった」ということ、また「孫正義社長とトップ交代時期を巡る意見の違いがあった」「インターネットは若い業界だ。僕自身が会社の成長のボトルネックになってはならないと思った。若いうちにバトンを渡す必要があると思っていた。これは2年前のことだ。ただあと1年で60歳という年齢になって急にさみしくなったと説明していました。

つまり、当初はもちろんアローラ氏が孫正義社長の後継者になるとされていたことに間違いはなかったのですが、孫社長が当面トップとして指揮を執り続ける考えだったのに対し、アローラ氏は数年のうちに孫社長に代わってトップに就任する意向だったということで、両者の間で「時間軸のずれ」があり、この問題を解消することができなかったためこのような事態になったとのことです。

孫氏は6月21日に行われた日本経済新聞の取材に対し、「創業者は往々にしてクレージーだ。いつまでも若く、まだまだやれると思っていたい。自ら経営の一線から引退する、いざその時期が近づくと、やっぱりもう少しやっていたいという欲望が出た」と語り、さらに「この数週間のことだ。最初にニケシュをスカウトしたときは60歳ぐらいで社長を渡すつもりでいた。彼にもその前提で来てもらった。だが僕自身の中で、あと1年で60歳だと思うようになり、葛藤が出てきた。髪の毛はだいぶ減ってきたけどまだ若いぞと (笑)」と述べました。

退任が決まってしまったアローラ氏本人は納得いっていないのか、どのような心境なのか尋ねられたところ、「マサ (孫氏) からもっと自分で頑張りたいと言われ、私も『こんなクレージーな天才を放っておくわけにはいかない』と思った。今後は顧問としてサポートを続けたい。この2年間、(ソフトバンクグループで)貴重な経験ができた。日本の文化についても学べた。お金のためではなく知的好奇心のため、人のために働いてきた。正しい決断をしてきたと誇りに思っている」と、お互いに合意の上での決断ということで、両者の間に蟠りはないようでした。

また、アローラ氏はソフトバンク株を大量に所持していましたが、これについて孫氏は「今日現在のマーケット価格でマサに売却することで合意した」と述べていました。

アローラ氏は6月22日に開かれる定時株主総会を経て正式に退任するそうです。

 

 

ソフトバンクの次期副社長は誰になる?

 

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このように当初の予定から大きくずれてしまい、孫正義社長の後継者になるとされていたのに代表取締役・取締役を退任し、顧問に就任すると発表されたニケシュ・アローラ氏。その話題は早くも次期副社長が誰になるのかという予想をするところまで発展しています。

6月21日に日本経済新聞から取材を受けた孫氏は、海外事業を統括してきたアローラ氏の後任について「ニケシュに代わる強いリーダーはなかなかいない。ただ (取締役の) ロナルド・フィッシャーは長く米国での投資経験とマネジメント経験がある。ニケシュがスカウトしてきた有能な人材もいる。あとは僕自身が社長として、米携帯子会社のスプリントを含め海外事業に継続的に取り組む」と述べ、海外の投資活動などのマネジメントは複数の人が分担し、海外事業の責任者は孫氏自身が担うことを表明していました。

また、次期副社長としては取締役の宮内謙氏が22日に就くことが決まっていると述べていました。

 

このように次期副社長には宮内謙氏が就くとのことが決まりましたが、退任をするニケシュ・アローラ氏の今後はどうなるのかということも気になるところです。

孫氏は「少なくとも5~10年は社長として走りたい。健康である限り、2~3年で降りるつもりはない」と述べ、後継者をまた探すかどうかということについては現時点で頭の中にないことを述べていました。

後継者としてニケシュ・アローラ氏に社長の座を譲るつもりが今になって「やっぱり社長続けるわ」なんて禅譲撤回をされたら、普通は「じゃあなんでわざわざ海外から俺を呼び寄せたんだ?!」と憤慨してしまうところでしょう。しかしそういう怒る素振りも見せず快くこの申し出を受けたアローラ氏は心が広すぎる方というか、器の大きな方なんだなと感じました。

定時株主総会を目前に一波乱がありましたが、またしばらくは孫氏が社長として会社のリーダーシップをとっていくことが決まりましたので、今後の動向にまた注目していきましょう。

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