ファラージ党首(EU離脱派 英独立党党首)が辞任を表明した理由は?【真相】

スポンサーリンク

2016年6月23日に行われた「欧州連合 (EU)を離脱するか、残留かについて」の国民投票を行った結果、離脱派が勝利したことにより英国(イギリス)はEUからの離脱が決まり、世界的に大きな話題を呼びました。これまでEU残留を訴えてきたキャメロン首相は、この結果を受け10月に辞任することを表明したのですが、7月4日の記者会見にて、なんと離脱派の中心的な存在だった欧州議会議員のイギリス独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首までもが辞任すると表明したのです!この表明を受けさらに大混乱へと陥ってしまったイギリスですが、一体なぜファラージ氏はここに来て辞任を表明したのでしょうか?その理由を解明するだけでなく、いつ辞任してしまうのかという日程なども含め、その真相に迫ります。


EU離脱についての記事はこちらにもあります。(英国はなぜEU離脱?その理由や日本や世界に与える影響は?【真相】)

ナイジェル・ファラージ党首はなぜEU離脱派を主導していたのか?

 

ファラージ党首

出典:South China Morning Post WORLD

 

ナイジェル・ファラージ氏は、1999年に欧州議会の議員に初当選し、欧州議会議員となります。2006年には「イギリス独立党 (UK Independence Party)」の党首に就任し、党に規律をもたらして、地域や国会等の選挙でUKIPの影響力をより拡大すると誓いました。

ファラージ氏は欧州議会議員を務めている間も、EUが英国の主権に影を落としていると訴えて離脱を主張してきていました。そういったEUからの離脱や、年々増えている移民受け入れの制限などを訴え、2014年の欧州議会選挙ではイギリスの73議席中24議席を獲得し、保守党、労働党の2大政党を抑えて第1党になるなど、党の躍進を主導してきていたのです。

そしてEU離脱か残留かを巡ってイギリス国内を二分する論戦となった2016年6月23日の国民投票では、保守党のボリス・ジョンソン前ロンドン市長らとともに離脱派のリーダーとして国民を導いてきました。そしてファラージ氏の念願叶って離脱派が勝利したものの、EU各国への離脱通知や交渉といった困難な実務作業を前にして、ジョンソン氏が次期首相となる保守党党首選への不出馬を表明し、さらにファラージ氏までもが独立党の党首を辞任することを表明し、これまで離脱派の旗振り役として活躍してきたリーダーが全員消えるという、「離脱派の逃亡」とも言える大混乱が起きたのです。

これまでEUからの離脱を促進してきたのに、それが現実となった瞬間に辞任を表明する…これだけを見ると、矛盾しているようにしか受け取れませんよね。

では、これまでにファラージ氏が行ってきた主張は何だったのでしょうか?謎が深まるばかりです。

 

 

【真相】ファラージ党首が辞任を表明した理由は?

 

ファラージ党首辞任

出典:JP REUTERS

 

これまでEU残留を訴えてきたキャメロン首相は、離脱派が勝利したという結果を受け「(離脱が多数となった)この決定を軽んじることはできない。今回、イギリス全体の意思が反映された。次の目的地に行くには、私は適任者ではない。イギリスには新しいリーダーシップが必要だ」と述べて残留派の敗北を認め、10月の保守党大会までに辞任する意向を示していました。

そして欧州連合 (EU)を離脱するか、残留かについて」の国民投票を行った結果、離脱派が約1740万票(51.9%)、残留派が約1,600万票(48.1%)ということで勝利した離脱派ですが、なぜかその中心的な存在だったナイジェル・ファラージ氏までもが自らが率いる少数政党「イギリス独立党」の党首を辞任すると、7月4日表明したのです。

それはなぜなのでしょうか?

 

7月4日に行われた記者会見によると、ファラージ氏は

「国民投票で離脱派が勝利したことで、私の政治的な目的は達成されたと考えた。私はビジネスの世界から、イギリスは独立すべきだと考えて政治の道に入った。政治家として大成したいと思ったことはない。従って今独立党の党首を退くことが正しいと思っている」

と語っており、さらに

「国民投票でのキャンペーン活動中、私は『自分の国を返してほしい』と呼びかけた。今日は『私の人生を返してほしい』と言いたい。」

という、衝撃の発言をしていました。

 

ファラージ氏の主張はつまりどういうことなのか?ということを簡単にまとめると、

ファラージ氏は「自分の生活や自分の目的を達成するために政治家として務めてきたので、目標が達成できたから政治家を辞めます」と言っているようなものです。

 

これはもう…なんという無責任な議員なのでしょうか…。

 

先ほどのキャメロン首相の表明にあったとおり、残留派が敗北してしまった以上「自分がリーダーとしてはふさわしくない」として辞任を表明するのはまだ理解ができます。しかし、ファラージ氏の表明はあまりにも個人的すぎて、政治家として失格とも言えてしまうほどの主張をしたのです。

これに対してはさすがに国民も呆れてしまったようで、

「とりあえずお疲れ様とだけ言いたい」

「辞めてくれる方が良い」

など、国民の反応としてもファラージ氏の辞任表明については「辞めるなら辞めてくれ」と呆れている声も多かったようです。

 

 

ナイジェル・ファラージ党首の辞任はいつ?

 

スポンサーリンク

これまでEUからの離脱を主張してきたイギリス独立党 (UKIP)のナイジェル・ファラージ党首ですが、離脱派が勝利した途端、EU各国への離脱通知や交渉といった困難な実務作業を前にして「自分の生活を取り戻したい」という衝撃的な意思表明をし、辞任することを発表したことにより、イギリス国内では大混乱が起きています。

EU離脱が決まった6月23日の国民投票以降、既にイギリスの主要政党2党は既に混乱に陥っていて、与党・保守党はキャメロン首相の辞意を受けて党首選を行う見通しだったのですが、有力後継候補と見られていた離脱派の中心的存在だったボリス・ジョンソン前ロンドン市長は出馬しないと表明し、支持者らを驚かせています。

イギリス独立党党首の辞任を表明したファラージ氏は今後について、「引き続き党と新党首を支援し、離脱交渉を注視していく。EU内にわき起こっている(EU離脱の)動きも支援したい」と述べていましたが、いつ辞任するかについてなどの詳細は述べていませんでした。

ニュースで流れていた情報が分かりにくいものだったのでこちらも混乱してしまったのですが、ファラージ氏はイギリス独立党党首を辞任するというだけで、欧州議員は辞職しないということでした。なので、完全に引退するというわけではなかったというのが真相です。

しかし、ここまで大きな騒動を引き起こしたファラージ氏が欧州議会議員として在籍することについて、今後良い影響があるとはあまり思えませんよね…。 むしろ欧州議員として居続けることに今後バッシングを受けてしまうのではないかと思います。

こうしてイギリス国内、ひいては世界的にもさらなる影響を与えかねない事態を引き起こしてしまった英独立党党首のナイジェル・ファラージ氏ですが、今後イギリスの社会情勢はどのように変化していくのでしょうか…。今後の動向から目が話せません。

スポンサーリンク

↓この記事をSNSに拡散して友達に教えてあげましょう!↓


SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*