英国はなぜEU離脱?その理由や日本や世界に与える影響は?【真相】

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英国は、2016年6月23日に行われた「欧州連合 (EU)を離脱するか、残留かについて」の国民投票を行った結果、離脱派が約1740万票(51.9%)、残留派が約1,600万票(48.1%)を集めたことで離脱派が勝利し、英国(イギリス)は今後2年をかけてEUから離脱することが決定しました。以前から英国はEUから離脱するのではないか(ブレキジット(Brexit) )という噂もあがっていたのですが、ついにその噂が現実のものとなってしまい、これは世界的に大きな話題を呼んでいます。英国はなぜEU離脱を決めてしまったのでしょうか?その理由や真相を探るべく詳しく調べました。また、英国のEU離脱は日本や世界にどのような影響を与えるのか、まとめてご紹介します。


EU離脱についての記事はこちらにもあります。(ファラージ党首(EU離脱派 英独立党党首)が辞任を表明した理由は?【真相】)

英国がEU離脱したのはなぜなのか?その理由の真相は…

 

EU離脱

出典:COURRIER JAPON

 

英国のEU離脱問題はBrexit (ブレキジットというBritain(英国とExit(退出する)を組み合わせた造語)と呼ばれ以前から離脱するのではないかとささやかれ、欧州連合 (EU)は英国が求めていたEU改革案に合意し、英国が一気に離脱に向けて動き出すという事態を一時回避しました。しかし、2016年6月23日に行われた国民投票により、その噂が現実のものとなってしまったのです。

この国民投票が近づくにつれ、イギリス国内では残留派と離脱派に分かれました。キャメロン首相は残留派にいました。そして、英国のEU離脱は世界経済に多大なリスクをもたらすとして欧米各国の首脳も英国の残留を求めていたのです。しかし、自体は残留派が増えるどころか離脱派が増える一方。そして運命の投票日、離脱派が約1740万票(51.9%)、残留派が約1,600万票(48.1%)を集めたことで、ついに英国はEUを離脱することが決定してしまったのです。これまで残留派を率いてきたキャメロン首相は、英国のEU離脱の決定を受け、10月の保守党・党大会をめどに辞任することを表明しています。

キャメロン首相が残留派にいたにもかかわらず、英国の国民は何が不満でEU離脱の方に投票したのでしょうか?

なぜ英国はEU離脱をするに至ったのか、その理由は大きく分けて2つあります。

 

 

【1. 移民の急増】

英国はドイツと並んで欧州の大国であり、経済運営も順調です。このためドイツと同様、各国から移民が大量に流入しています。ドイツは移民を受け入れる体制を示していますが、一方英国は、国内の一部がこれを制限すべきだとの声が上がっていました。しかし、移民の制限などの決定はEUのルールとの関係上、政策を自由に決められない状況にあるのです。

英国へ流入した移民は2004年にEUに新規加盟したポーランドなど東欧諸国から主に流入してきて急増し、「医者に会う予約を入れるのも大変で、英国人の子供が行きたい学校に通えず、家も足りない」「国民のことをまず考えてくれ」などと、国民は移民が急増した事に対する不満を爆発させていました。

 

【2. ユーロ機器の影響】

もうひとつは2011年以降のユーロ危機への対応に、非ユーロ加盟国の英国が巻き込まれたことへの不満です。EUは危機の再発防止へ金融監督の一元化など統合強化の動きをみせてきましたが、ユーロに参加しない英国からはEUの官僚組織の「焼け太り」とのEU批判を強める一因となっています。

2012年の南欧危機以降、ECBのマネー増発とマイナス金利の金融政策で、ユーロ経済は回復したかのように言われていました。日本ではユーロの経済状況はそれ以降ほとんど報じられていなかったのですが、その実態は、物価が下がるデフレ型の大不況を持続。結局は、南欧危機から回復していないのです。

と、このように英国はEU加盟国になっていることで、移民の流入制限がかからないことへの国民の不満や、非ユーロ加盟国にもかかわらずユーロ機器に巻き込まれているということで、今後は自分の国だけで自由に政策をしていきたいと考えているのでしょう。

そして英国のEU離脱は既に他国にも影響しています。2014年の住民投票で英国からの独立を否決したスコットランドでは、独立機運が再燃。さらに北アイルランドでも英国からの離脱を求める声が強まっており、英連合王国崩壊への懸念さえ出始めています。

 

 

英国のEU離脱は自業自得?英国は今後どんな影響が出るのか

 

英国

 

英国がEU離脱を決めて一見英国は自由に政策ができるようになったと思えるかもしれませんが、この決定は英国国内でどのような影響が出る可能性があるのでしょうか?起こりうる可能性としては2つあります。

 

【1. 英国経済の終わり】

衝撃的なことかもしれませんが、EU離脱をすることで英国経済は終わりだと言われています。

これまで英国はEU加盟国という理由で、各国の企業はEUの中で支社を建てるとしたらどこを選ぶかとしたら「ロンドン」ということで設置してきました。しかし、英国がEUから離脱することで今後EU諸国との関係は弱まり、移動の自由もなく、さらに関税もかかることになります。これまで特別意識はしていなかったかもしれませんが、英国はそれだけEU経済に依存しているのです。もちろん日本の支社も例外ではなく、多くの日本企業は英国から撤退することでしょう。

 

【2. 国内大混乱】

もうひとつは、これまでになかった「EU離脱」ということが決定したことにより、国内が2つに割れて大混乱するという影響です。

EUからの離脱により国内の政策も大きく変わってくるはずなので、社会が混乱する事態は免れません。当然混乱すれば、経済は発展できません。

社会の分断、それがもっとも社会を経済を壊します。英国がEUから離脱しないと高をくくっていたのはエリートたち、つまり投資家など大金持ちの人たちです。そして、キャメロン首相もパナマ文書にも名前が挙がっていたこともあるので例外ではないですね。エリート社会と低所得者社会がもともと分断していたので、この国民投票の投票結果でもそれが出てしまったのです。ロンドンは良いところも悪いところもある魅力的な都市でしたが、今後は次第にそのメリットを失っていき、多くの投資も人々もロンドンから出て行くことになるでしょう。

 

 

英国のEU離脱は日本や世界でどのような影響を受ける?

 

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英国がEUから離脱する事により英国自身も大きな影響が出る可能性があることがわかりましたが、では日本をはじめ世界的にはどのような影響が出るのでしょうか?

英国のEU離脱は世界での直接の影響は小さいようですが、欧州全体が衰退すれば、世界経済は縮小することになるのでまずプラスであることはあり得ません。つまり、少なくとも世界経済もマイナスに陥るのです。そして金融市場はすべてのショックを直ちに織り込もうとするため、為替も大きく動き、リスクテイクを弱めるために株価も不動産も下げることになるでしょう。

日本は特に為替に過剰反応する国なので、まず株価は下がるとおもわれます。実体経済はそこまでマイナスを受けないと思われますが、日本は世界経済の雰囲気に弱い社会なので雰囲気は悪くなり、そして雰囲気は株価に過剰に連動するので雰囲気は一変し、株式市場は下がったままとなることが予想されます。金融市場はいったん大きく下げた後、過剰反応として戻すだろうと思われますが、この反発はあくまで短期にとどまるかもしれません。

欧州危機は長期化どころか歴史的にここがターニングポイントになり衰退していくと見られているので、世界経済へのマイナスは長期に継続し、長期に世界経済・世界市場に影響を与えることになります。

つまり簡単にまとめると、英国がEUから離脱することによって世界経済に大きな影響が及び、世界同時株安が起きる可能性が高いのです。

EU離脱は英国の終わりの始まりでもあり、欧州の衰退の始まり、世界経済・世界市場の雰囲気転換の始まりと言われています。長期的に続くだろうと言われているこの世界的大混乱はこの先どのような状況になっていくのでしょうか。また、日本にも予想されている以上の影響が起きてしまうのでしょうか…。先行きが不安です。

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